自己破産とは1

世の中には多額の借金に苦しんでいる、という人が少なからずいます。借金の理由といっても、例えば何らかの原因で不幸にも多額の借金を背負い込むことになってしまった人もいますし、或いはある意味自業自得とも言える人もいます。いずれにせよ多額の借金を背負い込んでしまうことがないよう、常に気をつけておく必要があります。ですが皆さんがもし仮に、この話のように不幸にも多額の借金を背負い、その返済が不能になってしまったとき、いったいどうしたらいいでしょうか。こうした場合、取ることのできる方法の一つは、債務整理です。一口に債務整理と言っても四つの方法があります。債務整理の四つの方法とは、それぞれ任意整理、特定調停、民事再生、そして自己破産です。これら四つの方法はそれぞれに手続きの進め方、条件等が異なっていて、尚且つそれぞれにメリットとデメリットがあります。従ってもし皆さんが実際にこのような借金整理を行おうというときには、借金の金額や今後の返済方法等借金に関わる様々な要素を念頭において、その上で四つの方法を比べて、最終的に一つの方法を選ぶことになります。ここではこの四つの借金整理の方法のなかから、自己破産について紹介します。

自己破産は、恐らくここに挙げた四つの方法の中でも、私達が最もよく耳にする言葉ではないでしょうか。自己破産は、文字通り自分が破産してしまって、それを公に公開して、その上で借金を整理していく方法だと言えます。そもそも自己破産とは、借金超過で苦しんでいる人を救済し、その人たちに借金を整理させてそのうえで再び立ち直るチャンスを与えることがその主旨です。そのために国が作った制度です。決して借金超過に陥った人の責任を問うたり、まして処罰をする制度ではありません。私達の中には自己破産と聞くと、何か暗い印象を抱き、先にあげたように債務者の責任が問われるのではないかとか、自己破産をすると何か社会的な不利益を蒙るのではないか、と考えてしまいがちですが、実際には自己破産といっても、一般の人が考えているほどの多くの不利益があるわけではありません。何といっても自己破産は、借金に苦しむ人を立ち直らせることがその目的です。今後の生活において支障が出るということを敢えて挙げるとすれば、自己破産をして大体7年程度の間は、ローンやクレジットの利用ができなくなるということくらいです。よく誤解されますが、自己破産をしてもその履歴が戸籍に載ってしまうこともありませんし、また今後の就職に支障をきたすこともありません。
但し自己破産を申し立てすると裁判所に出頭し、そこで必要な手続きをしなければならないので、その事実を家族や同僚、知人に知られてしまうという欠点はあります。他人の自己破産の事実を知られたくないという人は、司法書士、弁護士に依頼をして手続きをしています。そうすれば家族、同僚や友人等、周囲の人間に知られることもありませんし、自己破産の事実を知られることで蒙る不利益から逃れることもできます。

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2017/1/25 更新