民事再生あれこれ

民事再生は四つある借金整理の方法の中でも新しい部類に入るやり方だと言えます。そもそも民事再生とは、住宅ローン等を含めた多重債務の返済に苦しんでいる個人を対象にしたものです。そのような多重債務者がマイホームを手放すことなく、尚且つ経済的に立ち直ることを支援しようとしたものです。そうした背景の中、法的に定められた債務整理の方法です。新しい借金整理方法だと書きましたが、法律として施行されたのは10年前の2000年11月ですから、まさに非常に新しい法律だと言えます。他の借金整理方法と同じように、民事再生にもそのメリット、デメリットがあります。ここでは民事再生の特徴を紹介していきます。
まずは民事再生の具体的なメリットについて触れていきます。最初に紹介するのは返済する金額についてです。民事再生の場合取引期間や利息等がどれくらいであるかを問わず、原則として借金の総額の5分の1(総額が3000万円を超える場合には10分の1)もしくは100万円のうち、どちらか大きな金額のほうを3年間で返済することができるという制度です。従って民事再生の手続きを経たあと、月々の返済額を大幅に減らすことができます。
また先に書いたように、民事再生はそもそも多くの住宅ローンをはじめとする債務を抱えて苦しんでいる人向けに打ち出された借金整理の方法です。従って住宅ローンを抱えている人が民事再生によって借金の整理を行うと特に有利だと言えます。債務者が住宅ローンを抱えている場合、住宅ローンはそのままに、住宅ローン以外の借金だけを整理することができます。勿論住宅もそのまま残すことができます。住宅ということに関して言えば、民事再生の場合財産処分の心配がありません。同じ借金整理の方法、例えば自己破産で借金を整理しようとする場合、不動産や車などの財産が整理されることがありますが、民事再生の場合それがありません。
もう一つ触れておきたいのは、民事再生後の返済には利息がかからないということです。
それから自己破産との比較で言えば、自己破産の場合身分制限や資格制限等があります。これは簡単に言えば、自己破産を行うと金融業やサービス業などの一部の業種において仕事に就くことが制限されてしまうのですが、民事再生の場合はそれがありません。従って自己破産の資格制限の対象となっている職業に就いている人も、民事再生ならば仕事においてなんら影響を受けることがありません。
ここまでお話しすると民事再生っていいことばかりだなと思われるかもしれませんが、民事再生にも当然ながらそれ相応のデメリットがあります。その一つが所謂ブラックリストと呼ばれるです。民事再生で借金の整理を行うと、その間債務者の名前がブラックリストに載ってしまうため、一定期間カードの利用や借り入れ等ができなくなってしまいます。
あとは民事再生の場合、住宅ローンを除く全ての債権者を対象に行う義務があります。従って、住宅ローンを除いて、他に保証人の付いた債務が残っている場合は保証人に迷惑をかけることになります。

また先に民事再生による借金整理を行った際の具体的に整理、減額される金額を紹介しましたが、これをご覧になっておわかりのように、民事再生の場合大幅に借金が減額されます。従って民事再生で借金の整理をしようと考えている場合には、最後まで確実に返済ができることが認められなければなりません。従ってそれを裏付ける安定した収入がないと民事再生手続きは認められないことになります。

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最終更新日:2015/2/5