民事再生とは

皆さんがもし不幸にも多額の借金の返済に困ってしまったとき、いったいどうしたらいいでしょうか。勿論借金の返済を続けることができたらそれに越したことはありませんが、もしそれすらおぼつかず、不可能になってしまったら、ここで取ることのできる方法は一つ、それは借金を整理することです。借金整理と言っても、その方法は実は一つではなく、四つの方法があります。その四つの方法とは、それぞれ任意整理、特定調停、民事再生、そして自己破産です。これら四つの方法は勿論それぞれ手続きの進め方、及び手続きの条件等が異なっていて、尚且つそれぞれにメリットとデメリットがあります。従ってもし皆さんが実際にこのような借金整理を行おうというときには、この四つの方法の中からどれか一つの方法を選ぶことになります。無論皆さんが現在抱えている借金の金額や、借金にまつわる様々な背景を考えつつ、一つの方法を選びます。ここではこの四つの借金整理の方法のなかから、民事再生について紹介します。
民事再生はこの四つの中でも比較的新しいやり方だと言っていいでしょう。民事再生は住宅ローン等を含めた多重債務の返済に苦しむ個人に対して、マイホームを手放すことなくそれを維持しつつも、尚且つ経済的に立ち直ることを目指して、そのために法的に定めた債務整理の方法として登場したものです。施行されたのは10年前の2000年11月ですから、非常に新しい法律だと言えます。このように民事再生が、主にマイホーム等の多重債務に苦しむ人向けに出されたものであることは、当時バブル崩壊の不動産価値の急激な下落と、住宅ローン返済に苦しむ人が多かったという背景があったことが伺えます。
同じ借金整理の方法でも、自己破産の場合だと免責不許可事由というものはあります。この免責不許可事由とはわかりやすく言えば、ギャンブルや浪費等で借金をしてしまうと借金の整理が行えないということですが、この民事再生の場合は免責不許可事由がありません。従って自己破産のケースと異なり、例えばギャンブル等で借金を作ってしまったという場合でも民事再生による借金整理は可能となります。また自己破産をしてしまうと、一定期間一部の仕事につけなくなってしまいますが、民事再生だと自己破産で業務停止になってしまうような資格仕事をしていても、仕事を失うことなく民事再生手続きが可能ですし、そうした仕事に新たにつくこともできます。

さらに自己破産との比較で言えば、自己破産とは異なって、民事再生の場合、住宅ローンを除いた債務整理の手続きができます。これは自己破産以外の借金整理方法、例えば任意整理や特定調停のケースと比較しても、住宅ローン以外の債務を大幅に減らすことができます。こうして見ると民事再生はまさにマイホームのローンを抱えた債務者向けの借金整理の方法と言えます。そうした債務者たちはまさに優遇されているとも言えます。もし皆さんが借金を整理しようとする債務者で、このケースのようにマイホームを残したまま債務整理を行いたいという場合には、民事再生は非常にお得で有効な方法ということになります。
こうして見ると民事再生はいいこと尽くめで、非常に便利で使い勝手のよい借金整理方法だと言えます。つまり、過払い請求の解決。ですが無論民事再生にもデメリットがあります。まず果たして民事再生による借金整理ができるかどうかの判断は、自己破産のケース以上に難しいです。それに民事再生の手続きは、もし一度上手くいかずに失敗してしまうと、専門家でも手の施しようがなくなってしまうという点があります。ですから皆さんが民事再生によって借金を整理したいと考えていたとしても、自分で判断、行動するのではなく、まずは司法書士、弁護士といった債務整理の専門家に相談してから、専門家の意見を聞いたうえで実際の手続きを進めていった方がいいでしょう。

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2015/2/5 更新